灰汁抜きだけではキレイにならない木部の塗装とは?
木部塗装は、灰汁抜きだけではキレイにならないのをご存知でしょうか?
こちらでは、横浜市のお客様で、木部の塗装をさせていただきました現場を紹介しながら、キレイに仕上がるための木部塗装についてご説明いたします。
こちらのお客様は、日本家屋の立派なご自宅で、今では珍しい、軒裏が化粧垂木(たるき)で仕上がっている住宅です。
今では、軒裏(屋根の先端を下から見たときの天井面)をあえてデザインとして見せるような造りは少ないですが、こちらのように、木部がキレイになっていると豪華さが伝わってきますよね?
化粧垂木の塗装にはポイントが!
このような、化粧垂木の塗装にはポイントがあります。
工程としては、まず灰汁抜きをします。
次に染み抜き作業を行います。
灰汁とシミの違いは、灰汁は木の中にあるヤニのように、木が持っている成分が表面に出た汚れで、シミは、雨染みのように、外部から付いた汚れのイメージです。
それぞれ対処法が異なるので、本田TOSOでは、灰汁抜き、染み抜きの2工程がこだわりです!
そして、仕上げには、木部専用のクリア塗装になります。
クリア塗装といっても、外壁用のクリア塗装ではもちろんダメで、また木のタイプによって、専用塗料を選んでおります。
無垢の床材の塗装
こちらも同じ横浜市のお客様で、廊下の床材が無垢材で仕上がっており、汚れが目立ってきたのでメンテナンスを致しました。
塗装前は、くすみが出ており、また日当たりも良く、日焼けしているような状況でした。
こちらでは、いきなり塗装はせずに、まずは、機械で表面を削ります。2種ケレンと呼んでおり、この塗装前の下地処理が大事な要素です!
その後床全体を水ぶきし、乾燥させるためにその日はこれで終わり。
翌日、ベースになる木の塗料(着色を入れる場合がある)を塗布し、クリア塗装(保護膜として塗装する場合)をします。
こちらでは縁側で、園芸もされていたので、そのように水気がある場所では、木部の塗装メンテナンスは、3~5年ぐらいが目安です。
木部の塗装も奥が深いんです!
外壁以上に、木部塗装は経験が問われる作業なので、もし木部塗装で悩んでいる方がいましたら、ぜひ本田TOSOにお任せください!
藤沢市はもちろん、横浜市全域も対応しております!お待ちしております。